CoderDojo光でメンターやってみた
土曜にCoderDojo光にメンターとして参加してきました.山口県内では唯一のCoderDojoです.
私自身光市自体が初めてでしたが意外に賑やかな場所でした.線路沿いの道を車で走って向かいましたが,線路にはまだ土砂が溜まっていて電車が動いていない様子がわかりました.山口県も先日の大雨で災害を被りました.
会場はNLABOという貸しスペースでした.
CoderDojo
CoderDojoは7-17歳の子供が自分の好きな物を作ることに挑戦するプログラミングクラブです.アイルランド発祥の活動です.参加者はNinjaと呼ばれます.
今回のCoderDojo光では午前と午後の部に分けて,午前にはScratchに初めて触れる人もいる初心者コース,午後にはUnity使いも参加する上級者コースの日程で行いました.
参加した動機
CoderDojoについてはチャンピョンの石川さん(id:stellalink_jp)から事前に聞いていて興味があったのですが今回日程が空いていたのと最近勉強会に参加していなかったので久しぶりに新しいコミュニティ切り開いてみようと思い参加しました.
それと不純ながら小学校の合唱曲にハマっているので小学生に会えるじゃんと思って参加しました.
午前の部
CoderDojo光始まりました! pic.twitter.com/ZUBGj1EAr2
— キュアセブン (@cureseven) August 4, 2018
午前には小学生が七人ほど参加し,Scratchを使って思い思いのものを作っていました.初めてScratchを触るのはうち3人でした.私もScratchを触るのは初めてでした.そもそもScratchがブラウザで動くのを初めて知った.導入が簡単だし英語が分からなくても扱えるのでちびっこに優しいなと思いました.
ちびっこの飲み込みの速さにびっくり
ブロックをくっつけてプログラミングするツールとはいえ,for文やif文の概念ががっつり出てくるscratchを初めて触るNinjaもうまく動かせていてびっくり!数時間しかないにも関わらず色を変えたり動かしたりするプログラムが組めていて素晴らしかったです.
ある女の子は人オブジェクトの服の色を変えたり,ある男の子は猫が歩いて画面外に行ってしまう様子に爆笑したりと,それぞれ自分が面白いと思うことに熱中して取り組んでいて,個性が出て面白いな〜と思いました.女の子はデザイナーとして力を発揮しそうだし,男の子はゲームの脚本を考える素質があるんじゃないかと思いながら見てました.CoderDojoを通してちびっこが自分の才能に気づいたらとっても素敵だなと思います!
午後の部
午後も7人ほどのNinjaが参加しましたが,中学生が半分くらいを占めました.Scratchでマリオのようなゲームを作っている男の子は,常に画面下にキャラクターが動くが床についたら止まるプログラムを組んで重力を実装していたり,ある男の子は画面に書いた点の座標を元に音を出すプログラムを作りました.
Unitiy使いの中学生は自力で作った簡易Minecraftでボールを転がして遊ぶゲームを作っていました.もうなんかすごい.私の何歩も先を歩んでいる中学生,今後どんな人間になっていくんだろう.....
私はPythonに挑戦しているNinjaとPythonしていました.
感じたこと
反省
事前にCoderDojoでメンターはNinjaのクリエイティブ活動を手伝う場だという認識を確認していたのに,私はいつの間にかPython Ninjaに対してこういうことができる,こういうものもあると教えてしまっていました.
CoderDojoのメンターのあり方は,ちびっこのプログラミング活動が強制にならないように,楽しさを奪わないようになっているのですが,終わりのミーティングにてそのことを指摘されて,私がメンターのあり方を忘れていたことに気づきました.
これからはキッズが困っていたら助言をする態度でメンターをやっていかなければいけないと学びました.メンター活動を繰り返しながら,教育についても学んでいけたら面白いかなと思います.
アイディアを出し合う場所
Ninja同士でも,こういうことができるんじゃないかと各所で議論が行われていたり,メンター同士でも,面白い物を持ち寄ってアイディアを出しながら工作活動が行われていて,絶えずワイワイしている雰囲気でした.一人でパソコンに向き合うより,コミュニティの中でいろんなアイディアをもらったり出したりしながら創作活動することは,インプットしながら発想力を培えられて良いと感じました.そしてプログラミングの導入としてとてもいいなと感じました.
刺激的な子供のプログラミング力
小・中学生の段階ですでに思うようにプログラミングできていて,かなり刺激的でした.自分は大学生なのに大したことができていなくてかなりまずいんじゃないかと焦り始めました.2020年から小学校でプログラミングが必修化されますが,さらにプログラミングができる後輩が増えると思うと恐怖です.
すぐに追いつかれそうなので自分もさらにやっていかなければ!と思います.
メンター同士の繋がり
メンターにきていた人たちは全員が普段お仕事でプログラミングをしている訳ではなかったので,CoderDojoならではの出会いがあったなと感じました.CoderDojoはメンターにとっても,違う界隈の人と繋がれる素敵な場所であると感じます.
CoderDojoに参加することで,いろんな界隈の大人の思考がデジタルになっていけば,社会がより便利になっていくと思います.
CoderDojoに参加してみよう!
CoderDojoは全くパソコン分からない!という親でも子供と一緒にプログラミングの世界を覗けるいい場所です.全国各所でCoderDojoの活動が行われているので近所のCoderDojoを公式HPでチェック!
またプログラミングがまったく分からない人でも,写真を取る,場所提供をするなどいろんな角度から活動を支えることができます.子供に付き添って参加する以外にもいろんなやり方で活動に関わることができますよ!
興味があれば是非.